堀川団地再生まちづくりの経過

 堀川団地は建設後30年経った、昭和55年頃から老朽化が語られるようになりました。40年が過ぎた平成2年には、将来の建替を見込んで空家の補充が停止となりました(その後1階の商店のみ定期借家制度を活用した補充が再開)。
 平成15年に、詳細な耐震診断調査が実施され、阪神淡路大震災クラスの大地震に襲われると倒壊の恐れがあることが判明しました。この調査を契機に、建替・再生の機運が高まり、平成21年に京都府によって堀川団地まちづくり懇話会が設置され、再生の計画づくりが始まり、今日に至ります。

平成21年度 堀川団地まちづくり懇話会

京都府が設置した懇話会(座長:高田光雄京大教授)での議論を基に「堀川団地再生のための対策」のあり方が提言されました。
<提言の骨子>
・多様な世代の居住、交流を重視
・既存ストックの活用も視野に再生プログラムを樹立
・まちづくり協議会設置と合意形成の必要性 等

平成22年度 堀川まちづくり協議会

 懇話会提言に沿って、団地入居者、地域、京都府、京都府住宅供給公社で構成される堀川まちづくり協議会が発足。以来、まちづくりの視点から再生について協議されました。平成23年には、高齢者分科会、子育て分科会の2つの専門部会が設置され、堀川団地活用の議論が深まりました。

平成23年度 新堀川京極再生基本計画(案)

 京都府から、それまでの議論を基礎に、賑わいや回遊性の向上・多様な世代の支え合いと共感をめざした、新堀川京極再生基本計画(案)が提案されました。
<概要>
・上長者町団地は賑わい・集客・交流の拠点として整備
・椹木町団地は地域住民・民間事業者との協働による地域福祉の拠点として整備
・既入居者の安心・安全のため、4棟の耐震改修及び設備改修を実施

平成24年度 「アートと交流」をテーマとした再生へ

 京都府は、これまで築き上げてきた全体構想を、より賑わいと活性化をもたらす視点から練り直すと同時に、民間事業者の公募条件等を検討するために、有識者等による事業推進委員会を設置し検討を行いました。その結果、「アートと交流」を基本テーマに据えるとともに、京都の伝統を生かす「西陣クラフト&アートセンター」と国際化に対応する「留学生センター」を中核施設として整備し、新しく賑わいに溢れた堀川通りをめざすこととなりました。また、堀川団地6棟の内4棟を、建替を視野に整備していく新たな方向が打ち出されました。

※事業推進委員会の検討の状況は、京都府のホームページで公開されています。
<外部サイト>

 この新しい方向において、耐震改修を基礎に当面既存ストックを活用することを位置づけられた中2棟(出水団地第1棟及び第2棟)については、「多世代・多様な共助で未来へ紡ぐ京都堀川団地再生まちづくり」という名称で、平成24年度、25年度の国の高齢者居住安定化事業に選定され、その整備について、国庫補助が支給されることとなりました。

※このホームページは、国庫補助を受ける要件として義務づけられた情報発信を行うために設置されました。

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